ブロック塀の撤去費用と補助金 危険な塀の見分け方と撤去後のフェンス選び | 外構工事・エクステリアは名古屋エクステリア

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ブロック塀の撤去費用と補助金 危険な塀の見分け方と撤去後のフェンス選び

2026.11.2

「家のブロック塀にひびが入っている」「古い塀が地震で倒れないか心配」「撤去したいけれど、費用がどのくらいかかるのか分からない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。古くなったブロック塀は、地震のときに倒れて通行人や車をまきこむおそれがあり、所有者が責任を問われることもあります。

この記事では、国土交通省のチェックポイントをもとにした危険なブロック塀の見分け方、撤去費用の目安と内訳、名古屋市のブロック塀等撤去費助成、撤去後のフェンスや生垣などの選択肢、隣地との境界にある塀の注意点、工事の流れまでを分かりやすく解説します。

住宅地の道路沿いに建つ、黒ずみとひび割れのある古いコンクリートブロック塀

ブロック塀の撤去は「点検→補助金の確認→見積もり」の順で進める

結論からお伝えすると、ブロック塀の撤去は、まず塀の安全性を点検し、補助金が使えるかを確認してから業者に見積もりを依頼するのが失敗しない進め方です。補助金の多くは工事の契約前に申請する必要があるため、順番を間違えると受け取れなくなってしまいます。

この記事のポイント

  • 高すぎる、控え壁がない、ひび割れや傾きがある塀は撤去や改修を検討する
  • 撤去費用は1㎡あたり5,000〜15,000円程度、長さ10m程度の塀で12万〜35万円程度が目安
  • 名古屋市では、道路に面した高さ1m以上のブロック塀等の撤去に助成がある(契約前の申請が必要)
  • 撤去後はフェンス、低いブロック+フェンス、生垣などから、目的に合わせて選ぶ
  • 隣地との境界にある塀は、所有者を確認し、お隣と話し合ってから工事する

古いブロック塀を放置するリスク

ブロック塀は一見がんじょうに見えますが、年数がたつと中の鉄筋がさびたり、目地のモルタルが傷んだりして強度が落ちていきます。地震で塀が倒れると、道を歩いている人をけがさせたり、避難や救助の通り道をふさいだりするおそれがあります。塀が倒れて他人に損害を与えた場合、所有者が責任を問われることもあるため、危ない塀は早めに対処することが大切です。

撤去を考えたい危険な塀の見分け方

国土交通省は、ブロック塀の所有者が自分で確認できる「ブロック塀等の点検のチェックポイント」を公表しています。次の項目をひとつでも満たしていない場合は危険とされ、改善がすすめられています。

ひび割れや黒ずみが目立つ古いブロック塀のアップ

外観で確認できる5つのポイント

チェック項目確認する内容
1. 塀は高すぎないか塀の高さが地盤から2.2m以下か
2. 塀の厚さは十分か厚さが10cm以上か(高さ2m超2.2m以下の場合は15cm以上)
3. 控え壁はあるか高さ1.2m超の塀で、長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突き出した控え壁があるか
4. 基礎があるかコンクリートの基礎があるか
5. 塀は健全か塀に傾きやひび割れがないか

控え壁とは、塀を裏側から支えるために直角に突き出した短い壁のことです。高さのある塀なのに控え壁がまったくない場合は、地震の揺れに弱いと考えられます。ブロック1段はおよそ20cmなので、6段を超えるとだいたい高さ1.2mを超える目安になります。

専門家に確認してもらうポイント

塀の中に入っている鉄筋や、地面に埋まっている基礎の深さは、外から見ても分かりません。国土交通省のチェックポイントでは、直径9mm以上の鉄筋が縦横とも80cm間隔以下で入っているか、高さ1.2m超の塀では基礎の根入れ(地中に埋まっている深さ)が30cm以上あるかを、専門家に相談して確認するよう示しています。

また、鉄筋の入っていないブロック造やれんが造、石造の塀は、高さ1.2m以下であることなど、さらに厳しい基準になっています。外観の5項目でひとつでも当てはまらない場合や、判断がつかない場合は、外構業者などの専門家に見てもらいましょう。

ブロック塀撤去の費用相場と見積もりの内訳

ブロック塀の撤去費用は、塀の高さと長さ、鉄筋の有無、基礎まで撤去するかどうか、重機が入れるかどうかで大きく変わります。一般的な目安は次のとおりです。

目安費用
塀の撤去(1㎡あたり)5,000〜15,000円程度
長さ10m程度の塀を全撤去(処分費などを含む)12万〜35万円程度
2〜3㎡程度の小さな工事業者の最低工事料金(3万〜5万円程度)がかかる場合がある

見積もりに出てくる主な項目

  • 解体作業費:職人の人件費や重機の使用料。1日あたりの人数と日数で決まる
  • 養生費:隣家や道路にブロックの破片やほこりが飛ばないようにするシートやネットの費用
  • 運搬・処分費:撤去したブロックやコンクリートがらをトラックで運び、産業廃棄物として処分する費用
  • 補修・整地費:塀の一部を残す場合の切り口の補修や、撤去後の地面をならす費用
  • 諸経費:現場管理費など。工事費の10〜15%程度が目安

見積書に「一式」とだけ書かれていて内訳が分からない場合は、どこまでの作業が含まれているかを確認しましょう。処分費や整地費が抜けていると、工事後に追加費用を請求されることがあります。

費用が高くなりやすいケース

鉄筋がしっかり入った塀や高さのある塀は、壊すのに手間がかかり処分するがれきも増えるため高くなります。地中の基礎まで撤去する場合は、壁だけを撤去するより費用が上がるのが一般的です。また、敷地が狭く重機が入れない現場は手作業での解体になり、人件費がかさみます。交通量の多い道路に面している場合は、交通誘導員の費用がかかることもあります。

撤去費用を抑えるコツ

撤去と新しいフェンスの設置を同じ業者にまとめて依頼すると、現場管理費や運搬費などを1回にまとめられ、別々に頼むより費用を抑えやすくなります。塀のまわりにある植木鉢や不用品は事前に片付けておきましょう。撤去後に低いブロックを積み直す場合の考え方は外構ブロック・土留めの記事で紹介しています。

名古屋市のブロック塀等撤去費助成

名古屋市では、地震によるブロック塀等の倒壊や、避難のときに道がふさがれることを防ぐため、ブロック塀等の撤去費用の一部を助成しています。名古屋市公式サイトで確認できた主な内容は次のとおりです(主な木造住宅密集地域以外の場合)。

項目内容
対象となる塀道路に面する、高さ1m以上のブロック塀等(コンクリートブロック、レンガ、大谷石などの組積造の塀や門柱など)
対象外隣地に面する部分など道路に面していない部分、アルミフェンス、トタン塀・木塀など軽い素材の塀、コンクリート塀
補助金額撤去費用の1/2以内、長さ1mあたり6,000円、限度額10万円のうち、最も低い額
撤去後の条件ブロック塀等の高さを道路面から1m未満にする
申請のタイミング4月から受付。工事の契約・着手の前に申請し、交付決定を受ける必要がある

補助金額の計算例

名古屋市の資料では、たとえば撤去長さ10m・見積金額10万円の場合、「見積額の1/2=5万円」「10m×6,000円=6万円」「限度額10万円」を比べて、最も低い5万円が補助金額になると説明されています。長さ20m・見積金額30万円の場合は、限度額の10万円が補助金額になります。

土留めの擁壁の上にブロック塀がある場合は、擁壁を含めて道路面から1m未満にする必要があるなど、細かい取り扱いがあります。名古屋市内でも、主な木造住宅密集地域では補助の条件が異なるため、市の担当窓口に確認しましょう。

申請は必ず工事の契約前に

名古屋市の案内では、交付決定通知が出る前に工事の契約を結ぶと補助金を受け取れないと明記されています。流れは、業者に助成制度を使いたいと伝えて見積もりを取り、市に事前相談と交付申請を行い、交付決定を受けてから工事の契約・着工、という順番です。工事が終わったら、撤去後の写真や領収書などを添えて完了実績報告を行います。同じ年度の2月末までに報告できる計画にする必要があるため、秋以降に検討する場合は早めに動きましょう。

名古屋市以外の愛知県内の市町村でも、ブロック塀の撤去に補助制度を設けている場合があります。対象や金額は市町村ごとに異なるため、お住まいの市町村のホームページや窓口で確認してください。

塀を取り払ったあとの選択肢 フェンス・低いブロック・生垣

撤去したあとに何もつくらないと、道路からの視線が気になったり、敷地の境目が分かりにくくなったりします。目隠しが必要か、防犯や風通しを重視するかなど、目的に合わせて選びましょう。

ブロック塀の撤去後に低いブロックとアルミの目隠しフェンスに作り替えた住宅の外構
撤去後の仕上げ特徴向いているケース
フェンスのみブロックより軽く、倒れたときの危険が少ない。目隠しタイプやすき間のあるタイプなど種類が多い開放感を残しつつ境界をはっきりさせたい
低いブロック+フェンスブロックを2〜3段程度に抑え、その上にフェンスを立てる。土の流出も防ぎやすい敷地と道路に高低差がある、足元をしっかりさせたい
生垣植物でやわらかい印象になり、倒れる心配がない。剪定などの手入れが必要緑を増やしたい、和風・ナチュラルな雰囲気にしたい
何もつくらない(オープン外構)費用がかからず開放的。駐車スペースを広げやすい視線や防犯がそれほど気にならない場所

フェンスを選ぶときのポイント

アルミフェンスは軽くてさびにくく、メンテナンスの手間も少ないため、撤去後の仕上げとしてよく選ばれます。目隠しが必要な場所は、すき間の少ないタイプを選ぶと視線をしっかりさえぎれますが、風を受けやすくなるため、柱の太さや基礎の強さも大切です。目隠しフェンスの高さや種類の選び方は目隠しフェンスの記事で詳しく解説しています。

既存のブロックの上にフェンスを足すときの注意

古い塀の上の段だけを撤去し、残したブロックにフェンスを取り付ける方法は費用を抑えやすい反面、残すブロックや基礎が傷んでいると、フェンスが風を受けたときに倒れる原因になります。残す部分が安全かどうかを確認してから計画することが大切です。また、名古屋市の助成を使う場合は、撤去後の塀の高さを道路面から1m未満にする条件があるため、残す段数も合わせて検討しましょう。

名古屋エクステリアでは、プランナーが直接現地を確認し、撤去後のフェンスや門まわりまで含めて平面図とカラーパースでご提案しています。フェンス・目隠し工事として、撤去から新しいフェンスの設置までまとめてご相談いただけます。

お隣との境界にある塀を壊すときの注意点

道路側ではなく、お隣との境界にあるブロック塀を撤去する場合は、技術面だけでなく人間関係の面でも注意が必要です。

まず塀の所有者を確認する

境界にある塀は、自分の敷地内に建っている場合、お隣の敷地内に建っている場合、境界線の真上にあって共有になっている場合があります。境界杭の位置や、購入時の図面・測量図などで確認しましょう。お隣の塀や共有の塀を、相談なしに撤去することはできません。共有の塀の場合は、撤去の範囲や費用の負担、撤去後に何で仕切るかを話し合い、合意した内容を書面に残しておくと安心です。

近隣への配慮と事前のあいさつ

ブロック塀の撤去は、ハンマーや機械を使うため大きな音や振動、ほこりが出ます。工事の1週間ほど前までに、工期や作業時間を両隣やお向かいなどに伝えておくとトラブルを防ぎやすくなります。名古屋エクステリアでは、着工前に現場監督が近隣へのごあいさつと道路清掃を行っています。

なお、名古屋市の助成は道路に面する部分が対象で、隣地に面する部分は対象外です。境界の塀の撤去は全額自己負担になる点も覚えておきましょう。

撤去工事の流れ

補助金を使う場合を含めた、一般的な工事の流れは次のとおりです。

養生シートを張ってブロック塀を上の段から撤去している工事の様子

1. 現地調査と見積もり

業者が塀の高さ・長さ・鉄筋の有無、重機が入れるか、地中に配管がないかなどを確認し、見積もりを出します。撤去後にフェンスなどをつくる場合は、このときに一緒に相談しておくとスムーズです。補助金を使う場合は、この段階で業者に伝えましょう。

2. 補助金の申請と交付決定

補助金を使う場合は、見積書や塀の写真などをそろえて市町村に申請し、交付決定を待ちます。名古屋市の場合、交付決定通知は申請から2週間程度で届くと案内されています。

3. 契約・近隣へのあいさつ・養生

交付決定後に工事の契約を結び、近隣にあいさつをします。工事当日は、破片やほこりが飛ばないようにシートやネットで養生します。

4. 解体・搬出・整地

塀を上から順に壊し、がれきをトラックで搬出して処分します。一部を残す場合は切り口を補修し、撤去後の地面をならします。一般的な戸建ての塀なら、撤去工事は1〜3日程度で終わることが多く、長い塀や新しいフェンスの設置を含む場合はさらに日数がかかります。

5. 完了確認と補助金の報告

工事が終わったら、切り口の補修やがれきの取り残し、隣家や道路に傷がないかを一緒に確認します。補助金を使う場合は、撤去後の写真や領収書などを添えて完了報告を行います。

業者に依頼するときのポイント

ブロック1個は重く、高い塀を自分で壊すのは倒れたり破片が飛んだりして危険です。撤去したがれきは家庭ごみとして出せないことが多く、処分にも手間がかかります。高さのある塀や鉄筋入りの塀、道路や隣家に面した塀は業者に依頼しましょう。

  • 見積書の内訳(解体費・処分費・養生費・整地費など)が分かりやすく書かれているか
  • 補助金の申請に必要な見積書や写真の準備に協力してもらえるか
  • 撤去後のフェンスや門まわりまで含めて提案してもらえるか
  • 工事後の保証やアフターフォローがあるか

撤去だけを解体業者に、フェンスを外構業者に、と分けて頼むこともできますが、撤去後の仕上がりまで考えると、外構業者にまとめて相談するほうが段取りも費用もすっきりしやすくなります。お庭全体の見直しを考えている方はお庭・外構リフォームのページもご覧ください。

ブロック塀の撤去に関するよくある質問

ブロック塀の撤去費用は1mあたりいくらですか?

塀の高さによって大きく変わるため、面積(㎡)で考えるのが一般的です。1㎡あたり5,000〜15,000円程度が目安で、長さ10m程度の塀を全撤去する場合は、処分費などを含めて12万〜35万円程度になることが多いです。

撤去したあとに補助金を申請できますか?

名古屋市の助成は、工事の契約・着手の前に申請して交付決定を受ける必要があり、決定前に契約した場合は受け取れません。ほかの市町村でも事前申請が必要な場合が多いため、必ず工事の前に確認しましょう。

撤去後に新しいフェンスをつくる費用も補助されますか?

名古屋市の助成で案内されているのは撤去費用の補助です。フェンスの設置費用まで対象にしている市町村もあるため、お住まいの市町村の制度を確認してください。

隣の家との境界にある塀は誰が撤去費用を払いますか?

塀の所有者によって異なります。自分の敷地内の塀なら自己負担、境界線上の共有の塀なら、お隣と話し合って負担を決めるのが一般的です。合意した内容は書面に残しておきましょう。

ブロック塀の一部だけを撤去することはできますか?

上の段だけを撤去して低くしたり、一部の区間だけを撤去したりすることもできます。ただし、残す部分や基礎が傷んでいると危険なため、事前に状態を確認してもらいましょう。

まとめ

古いブロック塀は、高さ・厚さ・控え壁・基礎・傾きやひび割れを国土交通省のチェックポイントで確認し、ひとつでも当てはまらない場合は撤去や改修を検討しましょう。撤去費用は1㎡あたり5,000〜15,000円程度が目安で、見積もりでは処分費や養生費などの内訳を確認することが大切です。

名古屋市では、道路に面した高さ1m以上のブロック塀等の撤去に、撤去費用の1/2以内・1mあたり6,000円・限度額10万円のうち低い額の助成があります。契約前の申請が必要なので、業者選びと並行して早めに確認してください。撤去後は、フェンスや低いブロック+フェンス、生垣などから、目隠しや防犯、手入れのしやすさに合わせて選びましょう。

名古屋エクステリアは、名古屋市を中心に愛知県全域でフェンス工事やお庭のリフォームを手がける外構工事・エクステリアの専門店です。プランナーが直接ご要望をうかがい、撤去後の仕上がりまで平面図とカラーパースでご確認いただけます。現地調査からお見積りまで無料ですので、古いブロック塀が気になる方はお気軽にご相談ください。

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