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目隠しフェンスの費用相場と選び方 種類・高さ・安く設置するコツを解説
2026.10.31
「道路を歩く人からリビングが丸見えで落ち着かない」「お隣の窓と向かい合っていて、庭に出づらい」と感じていませんか。こうした視線の悩みを解決する定番の方法が目隠しフェンスです。ただ、素材やデザインの種類が多く、高さや費用のことも分からないまま決めてしまうと、「圧迫感が出た」「思ったより高くついた」と後悔することもあります。
この記事では、目隠しフェンスの費用相場、素材やルーバーなどデザインの種類、目的に合った高さの決め方、庭・玄関・駐車場など場所別の選び方、費用を安く抑えるコツ、設置前に知っておきたい注意点を分かりやすく解説します。名古屋市で使えるブロック塀撤去の助成制度もあわせて紹介しますので、外構計画の参考にしてください。

結論からお伝えすると、目隠しフェンスの費用は工事費込みで1mあたり1万〜5万円程度が一つの目安です。アルミのシンプルな目隠しフェンスなら1mあたり1万〜3万円前後、木目調の樹脂フェンスや高さのあるタイプ、デザイン性の高い鋳物フェンスになると、1mあたり3万〜5万円以上になることもあります。
費用は「長さ」「高さ」「素材」「基礎のつくり方」で大きく変わります。まずは、どこを・どのくらいの長さ・どの高さで隠したいのかを決めることが、予算をつかむ近道です。
外構でよくある長さごとの総額の目安は次のとおりです。下の表は、ブロックを2〜3段積んだ上にフェンスを立て、全体の高さを1.6〜1.8m程度にした場合の一般的な目安です。
| 長さ | 総額の目安 | 設置場所のイメージ |
|---|---|---|
| 5m | 約16万〜60万円 | リビングの窓の前、浴室や勝手口の前など |
| 10m | 約25万〜90万円 | 庭の一辺、道路に面した部分など |
| 20m | 約38万〜135万円 | 庭を囲う、隣地との境界全体など |
長くなるほど1mあたりの単価は下がる傾向がありますが、総額は大きくなります。敷地全体を囲うより、視線が気になる場所に絞るほうが費用を抑えやすくなります。
目隠しフェンスの見積もりは、大きく分けて次の項目でできています。
フェンスは「パネルの枚数+1本」の柱が必要になるため、長さが増えるほど柱と基礎の費用も増えていきます。見積もりを見るときは、本体だけでなく基礎や撤去費が含まれているかを確認しましょう。
次のような条件では、相場より費用が上がりやすくなります。
外構全体の費用感は外構工事の費用相場でも詳しく解説しています。
目隠しフェンスは暮らしの快適さを大きく変えてくれますが、つくり方を間違えると不便に感じることもあります。メリットとデメリットの両方を知っておきましょう。
実際に設置した方の後悔として多いのは、次のようなケースです。
後から設置するケースは少なくありません。名古屋エクステリアのブログでも、入居後の外構リフォームのご依頼で多いものとして、カーポートに次いで目隠しフェンスが2位に入っています(入居後リフォームのご依頼が多い順)。新築時に「どこから見えるか」を確認しておくと、こうした後悔を防ぎやすくなります。
目隠しフェンスは「素材」と「デザイン(板の並び方)」の組み合わせで選びます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

主な素材の特徴と、工事費込みの1mあたりの費用目安(高さ1.8m程度)は次のとおりです。
| 素材 | 特徴 | 1mあたりの目安 |
|---|---|---|
| アルミ形材 | 軽くてさびにくく、手入れがほぼ不要。色やデザインが豊富で、もっとも選ばれやすい | 1.8万〜4.5万円 |
| 樹脂・人工木(木目調) | 木の風合いがありながら、腐りにくく塗装も不要。色あせしにくい製品もある | 2.5万〜6万円 |
| アルミ鋳物 | 型に流し込んでつくる装飾的なデザイン。洋風の住宅に合う | 3.5万〜10万円以上 |
| 天然木 | 自然な質感が魅力。1〜3年に一度の塗り直しなど手入れが必要 | 樹種により幅が大きい |
| アルミ+ポリカーボネート | 半透明の板で視線を遮りながら光を通す。北側や狭い通路にも向く | アルミ形材より高め |
| スチールメッシュ | 安価で境界の区切りに向くが、目隠しの効果はほぼない | 0.8万〜2万円 |
迷ったら、手入れが楽で価格も手ごろなアルミ形材、木の雰囲気を出したいなら樹脂・人工木の木目調が選ばれることが多いです。フェンス以外に、ブロック塀や塗り壁、生垣で目隠しをする方法もあります。
同じ素材でも、板の並び方によって目隠しの効き方や風通しが変わります。
目隠しフェンスのカタログには、どのくらい視線を遮れるかを示す「目隠し率」が書かれていることがあります。目安としては、パネルタイプで100%、ルーバータイプで80〜90%程度、格子タイプは20〜70%程度とすき間の幅で大きく変わります。
目隠し率が高いほどよく隠れますが、そのぶん風や光は通りにくくなります。リビングの前はしっかり、通路や駐車場まわりはほどほどに、と場所によって使い分けるのがおすすめです。
目隠しフェンスでもっとも後悔が多いのが高さです。高すぎると圧迫感と費用が増え、低すぎると隠したいものが隠れません。
大人の目線の高さは、地面からおよそ1.5〜1.6mです。目線を遮るには、フェンスの上端がこれより高くなる1.6〜1.8m程度が一つの基準になります。道路を歩く人の視線をしっかり遮りたい場合は、1.8〜2.0m程度が選ばれることが多いです。
注意したいのは、敷地と道路の高さの違いです。道路より敷地が低い場合は外から見下ろされるため、フェンスをより高くする必要があります。反対に敷地が道路より高い場合は、低めのフェンスでも十分に隠れることがあります。また、室内の床は地面より高い位置にあるため、「部屋の中から外が見えるか」も確認しておきましょう。
| 目的 | 高さの目安 |
|---|---|
| 境界を区切る、子どもやペットの飛び出し防止 | 0.8〜1.2m程度 |
| 座ったときの視線を隠す(庭のテラスなど) | 1.2〜1.5m程度 |
| 立ったときの視線を隠す(リビングの窓の前など) | 1.6〜1.8m程度 |
| 道路からの視線をしっかり遮る、2階や高い位置からの視線対策 | 1.8〜2.0m以上 |
高さを決めるときは、現地で実際に立ったり座ったりしながら「どこから見えるか」を確認するのが一番確実です。
2m前後の高いフェンスにする場合は、強い風を受けても倒れないよう、太い柱や大きな基礎が必要になります。柱の間隔を狭くして強度を上げる方法もあり、そのぶん費用は上がります。ブロックの上にフェンスを立てる場合は、ブロックが重さと風圧に耐えられるかも確認が必要です。高さだけでなく、ルーバーや格子で風を逃がすデザインを選ぶことも、安全性を高めるポイントです。
目隠しフェンスは、設置する場所によって向いているデザインや高さが変わります。外構でよくある場所ごとのポイントを紹介します。
庭やリビングは、家族がくつろぐ時間が長い場所です。道路や隣家からの視線をしっかり遮れる、目隠し率の高いルーバーや横格子が向いています。一方で、庭の植物や部屋の明るさのために光と風も通したい場所なので、上部にすき間のあるデザインや、半透明のポリカーボネートを組み合わせるのもおすすめです。ウッドデッキやテラスの横に立てる場合は、デッキの床の高さも考えて高さを決めましょう。ウッドデッキまわりの目隠しはウッドデッキの記事でも紹介しています。
玄関は家の顔になる場所です。玄関ドアが道路から直接見えないよう、門柱やアプローチと組み合わせて部分的に目隠しをすると、防犯面でも安心感が高まります。ただし、完全に囲ってしまうと来客が玄関を見つけにくくなったり、死角ができたりするため、長さを絞って立てるのがポイントです。
駐車場まわりでは、車の出し入れのしやすさを優先します。フェンスが運転の視界を遮ると出入りのときに危険なため、道路に近い部分は低めにするか、すき間のあるデザインにしましょう。カーポートのサイドパネルで横からの視線や雨風を防ぐ方法もあります。
お隣との境界では、窓と窓が向かい合う部分だけ高めの目隠しにし、ほかはメッシュフェンスなどで区切るとバランスがよくなります。お隣の日当たりや風通しへの影響もあるため、高さやデザインは事前にひと声かけておくと、トラブルを防ぎやすくなります。境界線のどちら側に立てるか、費用をどう分担するかも工事前に確認しましょう。
浴室の窓や勝手口、室外機、ゴミ置き場など、見せたくない場所を隠すなら、短い長さのフェンスでも十分に効果があります。浴室まわりは湿気がこもらないよう、風を通すルーバータイプが向いています。
庭の目隠しは、フェンスだけが答えではありません。目的や予算に合わせて、ほかの方法と組み合わせると、圧迫感を抑えながらすっきり隠せます。

常緑樹の生垣やシンボルツリーを植えると、やわらかい雰囲気のまま視線を遮れます。フェンスの前に低木を植えたり、フェンスの一部を植栽に置き換えたりすると、圧迫感がやわらぎます。ただし、剪定や落ち葉の掃除などの手入れが必要で、植えてすぐは目隠しの効果が小さい点に注意が必要です。
しっかり隠したい場合や、重厚感を出したい場合はブロック塀や塗り壁も選択肢になります。目隠しとしての効果は高いものの、費用が高く、圧迫感も出やすい方法です。高さには法律で決まった基準があります(後ほど紹介します)。
費用をかけずに目隠しをしたいなら、日よけのシェードやサイドオーニング、つる性の植物で作る緑のカーテンも手軽です。季節や時間帯だけ使えるのが利点ですが、強風時の取り外しなど手間がかかり、恒久的な目隠しには向きません。
テラス屋根やカーポートに取り付けるサイドパネル、物置などを目隠しとして配置する方法もあります。「収納を増やしたい」「雨の日に洗濯物を干したい」といった目的と一緒にかなえられるのがメリットです。フェンスと植栽、テラス屋根などを組み合わせると、隠したい部分だけを効率よく目隠しできます。
目隠しフェンスの費用は、計画の工夫で大きく変わります。必要な目隠し効果を保ちながら、費用を抑えるコツを紹介します。
もっとも効果が大きいのは、長さを減らすことです。敷地をぐるりと囲うのではなく、リビングの窓の前や庭の一角など、本当に見られたくない場所だけに目隠しフェンスを立て、ほかはメッシュフェンスや植栽で区切ると、費用を大きく下げられます。
アルミ形材のシンプルなデザインは、木目調や鋳物に比べて費用を抑えやすい素材です。人目につく場所だけ木目調にして、裏手はシンプルなアルミにするなど、場所ごとにメリハリをつけるのも効果的です。
高さが上がると、本体だけでなく柱や基礎の費用も上がります。現地で視線を確認し、必要な高さに絞りましょう。下の部分は植栽やブロックで隠し、フェンスの高さを抑える方法もあります。
すでにあるブロックが安全な状態であれば、その上にフェンスを立てることで基礎工事の費用を抑えられる場合があります。ただし、古いブロックやひび割れ・傾きのあるブロックの上に高いフェンスを立てるのは危険です。状態は業者に確認してもらいましょう。
カーポートや駐車場、庭の工事などと一緒に依頼すると、職人の手配や重機、残土処分などをまとめられ、別々に頼むより費用を抑えやすくなります。新築外構のタイミングや、庭のリフォームとあわせて計画するのがおすすめです。庭全体のつくり替えを考えている方は庭リフォームの記事も参考にしてください。
同じフェンスでも、業者によって仕入れ価格や工事費は異なります。2〜3社から見積もりを取り、金額だけでなく、基礎のつくり方や撤去費が含まれているか、提案の内容も比べましょう。
ホームセンターや通販では、DIY向けの目隠しフェンスも販売されています。安く済ませたい方にとって魅力的ですが、向き不向きがあります。
DIYのメリットは、工事費がかからず費用を抑えられることです。置くだけのプランター付きフェンスや、高さ1m程度の短いフェンスなら、DIYでも取り入れやすいでしょう。
一方で、目隠しフェンスは風を受けやすく、柱の埋め込みや基礎が不十分だと、強風で傾いたり倒れたりするおそれがあります。お隣や通行人にけがをさせてしまうと大きなトラブルになるため、高さ1.5mを超えるような本格的な目隠しフェンスは、専門業者に任せるのが安心です。
外構の専門業者に依頼すると、敷地の状況や風の当たり方を見たうえで、柱の間隔や基礎のつくり方を決めてもらえます。視線の確認から高さ・デザインの提案まで任せられるので、「高さが足りなかった」という失敗も防げます。工事の期間は、長さや基礎のつくり方によりますが、2日〜1週間程度が一般的です。
名古屋エクステリアでは、営業担当ではなくプランナーが直接現地にお伺いし、どこから視線が気になるのかを一緒に確認しながらご要望をうかがいます。ご成約前には、平面図とカラーパースで完成予想図をお作りするので、フェンスの高さや色が家にどう見えるのかを事前に確かめられます。フェンス工事の内容はフェンス・目隠しのページをご覧ください。
最後に、目隠しフェンスを設置する前に確認しておきたい注意点をまとめます。

ブロック塀の上にフェンスを立てる場合や、ブロック塀で目隠しをする場合は、建築基準法施行令で定められた基準を守る必要があります。補強コンクリートブロック造の塀は高さ2.2m以下とされ、高さが1.2mを超える場合は、長さ3.4m以下ごとに控え壁(塀を支える短い壁)を設けることなどが決められています。
古いブロック塀の中には、この基準を満たしていないものもあります。ブロックの上にフェンスを足して高くしたい場合は、まずブロック塀の状態と安全性を確認してもらいましょう。
目隠しフェンスは、お隣の日当たりや風通しにも影響します。とくに高いフェンスを境界に立てる場合は、工事の前にひと声かけておくと安心です。また、境界のどちら側に立てるかで、フェンスの持ち主や将来の修理・撤去の負担が変わります。お隣と共同で立てる場合は費用を折半するのが一般的ですが、後々のトラブルを防ぐため、取り決めを残しておきましょう。名古屋エクステリアでは、着工前に現場監督が近隣へのご挨拶にうかがっています。
完全に隠すフェンスは、侵入者の姿も隠してしまいます。すき間のあるデザインにする、センサーライトを組み合わせるなど、防犯面も一緒に考えましょう。また、風の通り道になる場所では、風を逃がすルーバーや格子を選び、柱の間隔を狭くするなどの対策が大切です。
古いブロック塀を撤去して目隠しフェンスにつくり替える場合は、名古屋市の「ブロック塀等撤去費助成」が使えることがあります。道路に面した高さ1m以上のブロック塀などの撤去が対象で、撤去費用の2分の1以内(1mあたり6,000円が上限)、最大10万円が助成されます。隣地に面した部分は対象外です。
受付は4月からで、工事の契約・着手前に申請し、交付決定を受ける必要があります。決定前に契約すると助成を受けられないため注意しましょう。なお、撤去後に新しく設置するフェンスの費用は、この制度の対象としては案内されていません。木造住宅が密集する地域では助成の内容が異なるため、詳しくは名古屋市「ブロック塀等撤去費助成」をご確認ください(2026年10月時点の情報です)。
長さや基礎のつくり方によりますが、2日〜1週間程度が一般的です。ブロックを新しく積む場合や、柱の基礎コンクリートを固める期間が必要な場合は、そのぶん日数がかかります。
ブロックの状態が良く、強度に問題がなければ設置できる場合があります。ただし、古いブロックやひび割れ・傾きのあるブロックに高いフェンスを付けると倒壊のおそれがあるため、事前に状態を確認してもらいましょう。
設置範囲を視線が気になる場所に絞る、シンプルなアルミ形材を選ぶ、必要以上に高くしない、ほかの外構工事とまとめて依頼する、といった方法が効果的です。DIYは費用を抑えられますが、高いフェンスは安全面から業者に任せるのがおすすめです。
目隠しフェンスの設置そのものに使える補助金は多くありません。名古屋市では、道路に面した古いブロック塀を撤去する費用に助成制度があるため、ブロック塀からフェンスへつくり替える場合は確認してみましょう。
後付けは可能です。実際に住んでみて視線が気になり、後から設置される方も多くいます。お庭まわりの外構リフォームについてはお庭・外構リフォームのページでも紹介しています。
目隠しフェンスの費用は、工事費込みで1mあたり1万〜5万円程度が目安です。長さ・高さ・素材・基礎のつくり方で費用は大きく変わるため、まずは「どこを、どのくらいの高さで隠したいか」をはっきりさせることが大切です。
素材は手入れが楽なアルミ形材や木目調の樹脂、デザインは光と風を通しながら視線を遮れるルーバーが人気です。高さは人の目線を基準に1.6〜1.8m程度から考え、場所ごとに目隠しの強さを使い分けると、圧迫感を抑えながら費用も抑えられます。ブロック塀の基準や近隣への配慮、名古屋市の撤去助成もあわせて確認しておきましょう。
名古屋エクステリアは、名古屋市を中心に愛知県全域・岐阜県南部・三重県東部で目隠しフェンスの設置や外構リフォームを手がける外構工事・エクステリアの専門店です。現地調査・デザイン作成・お見積りまで無料で承っていますので、「どのくらいの高さが必要?」「費用はどのくらい?」といったご相談もお気軽にお寄せください。
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