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テラス屋根とガーデンルームの違い 後付けの費用相場と選び方・注意点
2026.10.31
「急な雨でも洗濯物を外に干しておきたい」「庭をもっと使える場所にしたい」と考えたときに候補にあがるのが、テラス屋根やガーデンルームです。ただ、テラス屋根・テラス囲い・サンルーム・ガーデンルームと似た言葉が多く、「何が違うの?」「費用はどのくらい?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、テラス屋根とガーデンルームの違い、後付けするときの費用相場、屋根の形や屋根材の選び方、設置してから後悔しやすいポイントを解説します。建築確認申請や建ぺい率、固定資産税といった制度の注意点もまとめていますので、計画の参考にしてください。

結論からお伝えすると、テラス屋根は掃き出し窓の前を雨や日差しから守る屋根、ガーデンルームは屋根と壁・ガラスで囲って庭に部屋をつくる商品です。洗濯物干しや雨よけが目的ならテラス屋根、くつろいだり食事をしたりする空間がほしいならガーデンルームが向いています。
費用の目安も大きく違い、テラス屋根は10万〜50万円程度、ガーデンルームは80万〜200万円程度と、数倍の差があります。まずは「何のために使いたいか」をはっきりさせることが、後悔しない選び方の第一歩です。
テラス屋根は、リビングなどの掃き出し窓の前に取り付ける、柱と屋根だけのシンプルな屋根です。建物の外壁に固定するタイプが一般的で、屋根の下は屋外のまま。雨の日の洗濯物干し、窓まわりの日よけ、ウッドデッキやタイルデッキの雨よけなどに使われます。
ガーデンルームは、屋根の下を壁やガラス、サッシで囲い、リビングから続く「もう一部屋」として使えるようにした商品です。折れ戸や大きく開くサッシを使った商品が多く、晴れた日は開け放って庭とつながるアウトドアリビングに、閉めれば雨風を気にせず過ごせる空間になります。
屋根のある庭の空間は、囲い方やつくりによって大きく4つに分けられます。呼び方はメーカーや業者によって少しずつ違いますが、おおよその違いは次のとおりです。
| 種類 | つくり | 主な使い道 |
|---|---|---|
| テラス屋根 | 柱と屋根だけ。側面は開いている | 洗濯物干し、雨よけ・日よけ |
| テラス囲い | テラス屋根の側面をパネルやガラスで囲う。基礎は柱まわりのみの簡易的なつくり | 天気を気にしない洗濯物干し、物干し兼用スペース |
| サンルーム | コンクリートの基礎の上に建て、すき間の少ない部屋として増築する | 洗濯物干し、趣味の部屋、居室に近い使い方 |
| ガーデンルーム | デッキや床の上に、大きく開くサッシやガラスで囲った空間をつくる | セカンドリビング、食事やくつろぎの場所 |

テラス囲いは、テラス屋根の側面を囲ったものです。基礎工事が少ないぶんサンルームより手軽に設置できますが、雨や風を完全に防ぐつくりではありません。横なぐりの雨がときどき入ることはあっても、洗濯物を干す場所としては十分という方に向いています。
サンルームは基礎をつくって建てる、増築に近いつくりです。すき間が少なく雨風を防ぎやすい一方で、工事の日数や費用はテラス囲いより大きくなります。建物の一部として扱われやすく、制度上の手続きや税金の面でも確認が必要になります。
ガーデンルームは、サンルームとテラス囲いの中間に位置づけられることが多い商品です。デザイン性が高く、ウッドデッキやタイルデッキと組み合わせて床をフラットにつなげると、リビングの延長として使えます。プランターや植木鉢の植物を雨や寒さから守る場所としても便利です。
テラス屋根は、形・取り付け方・屋根材・強さの組み合わせで使い心地が変わります。選ぶときに確認したいポイントを紹介します。
屋根の形は、まっすぐ平らなフラット型と、先端が丸くカーブしたアール型が代表的です。フラット型はすっきりとしたモダンな印象で、四角い外観の住宅になじみます。アール型はやわらかい印象で、カーブの分だけ先端まで雨を受け止めやすい形です。素材が同じなら、形による価格の差は大きくないとされています。
一般的なのは、建物の外壁に屋根の根元を固定する壁付けタイプです。外壁に固定できない場合や、外壁に穴をあけたくない場合は、柱だけで自立する独立タイプを選ぶ方法もあります。独立タイプは柱が増えるぶん費用が上がりやすく、1階用のみの商品もあるため、設置場所に合わせて選びます。2階のバルコニー用の屋根もあります。
屋根材は、軽くて割れにくいポリカーボネートが主流です。同じポリカーボネートでも、日差しの熱を抑える熱線遮断(熱線吸収)タイプ、光をやわらげて上からの視線もさえぎるすりガラス調(かすみ調)、透明なクリアタイプなど種類があります。夏の暑さが気になる南向きや西向きの窓には熱線遮断タイプ、部屋を暗くしたくない場合は明るさを残せるタイプを選ぶなど、窓の向きと使い方で選ぶのがおすすめです。
テラス屋根には、耐えられる風の強さや積雪の量の目安が商品ごとに決められています。台風の通り道になりやすい場所や、風が吹き抜けやすい場所、2階のバルコニーに付ける場合は、強度に余裕のある商品やサイズを選びましょう。
柱やフレームの色は、住宅のサッシ(窓枠)の色に合わせるのが一般的です。同じメーカーの色でそろえると、色味のずれが出にくく、後付けでも最初からあったような外観にまとまります。
ここからは費用の目安を紹介します。金額は解説記事などで紹介されている一般的な目安で、サイズや商品のグレード、現場の状況によって変わります。
テラス屋根の費用は、設置する場所の状態によって次のように変わります。
| 条件 | 費用の目安(工事費込み) |
|---|---|
| 土台になるテラス(土間やデッキ)がある場所に設置 | 10万〜30万円程度 |
| 土台がなく、コンクリートの土間も一緒につくる | 15万〜35万円程度 |
| 古いテラス屋根から交換する | 20万〜40万円程度 |
交換の場合は、既存の屋根の取り外しと処分に2万〜5万円程度かかるのが目安です。間口(横幅)や出幅(奥行き)が大きくなるほど、また耐久性の高い素材や独立タイプを選ぶほど費用は上がり、全体では10万〜50万円程度の幅で考えておくとよいでしょう。
囲いのあるタイプの費用は、テラス屋根より大きくなります。
| 種類 | 費用の目安 |
|---|---|
| テラス囲い | 30万〜80万円程度 |
| サンルーム | 40万〜150万円程度(居室として本格的に増築すると150万円以上) |
| ガーデンルーム | 80万〜200万円程度 |
サンルームの費用は、紹介する記事によって50万〜80万円程度とするものから、居室向けで150万〜300万円以上とするものまで幅があります。これは、物干し用の簡易的なものから、基礎をつくって部屋として増築するものまで「サンルーム」と呼ばれているためです。見積もりを比べるときは、名前ではなく、基礎の有無や囲い方などの中身を確認しましょう。

テラス屋根やガーデンルームの本体は、メーカーの定価から割り引いた価格で見積もられるのが一般的です。同じ商品でも業者によって金額が変わるため、2〜3社で見積もりを比べると適正な価格がつかみやすくなります。床をウッドデッキやタイルデッキでつくる場合の費用は、ウッドデッキの記事やタイルデッキの記事も参考にしてください。
費用を抑えたい場合は、次のような方法があります。
名古屋エクステリアでは、営業担当を挟まずプランナーが直接ご要望をうかがい、施工完了まで一貫して担当しています。間に人が入らないため中間マージンがかからず、同じご予算でもできることの幅を広げやすい体制です。
テラス屋根は比較的手軽に後付けできる設備ですが、設置してから「思っていたのと違った」と感じるポイントもあります。計画の段階で次の点を確認しておきましょう。
窓の前に屋根をかけると、部屋に入る光が少なくなったり、空が見えにくくなったりします。リビングの明るさを大切にしたい場合は、光を通しやすい屋根材を選ぶ、出幅を必要な分にとどめるといった工夫が必要です。
ポリカーボネートの屋根は、強い雨が当たると音が響くことがあります。寝室の窓の近くに設置する場合は特に、設置する位置や間取りとの関係を事前に確認しておきましょう。
テラス囲いやサンルーム、ガーデンルームなど囲いのあるタイプは、夏は日差しで中の温度が上がりやすく、冬は外気の影響で冷えやすくなります。夏の強い日差しが気になる場合は、熱線遮断タイプの屋根材や日よけ、換気できるサッシなどを組み合わせると過ごしやすくなります。「夏は暑すぎて使えなかった」という後悔は多いため、使う季節と時間帯を考えて計画しましょう。
壁付けタイプは外壁に穴をあけて固定するため、取り付け部分の防水処理が欠かせません。また、屋根に降った雨は雨どいを通って流れるので、排水の位置が隣の家の敷地や通路に向いていないかも確認が必要です。外壁の下地の位置や強さによっては取り付けできないこともあるため、現地をしっかり見てもらうことが大切です。
屋根の上には砂ぼこりや落ち葉がたまり、雨どいが詰まることもあります。囲いのあるタイプはガラスやサッシの掃除も必要です。掃除のしやすい高さや形にしておくと、きれいな状態を長く保てます。
テラス屋根やガーデンルームは、つくりや大きさによっては建物の増築と同じように扱われる場合があります。制度の判断は自治体ごとに異なることがあるため、ここでは一般的な考え方を紹介します。
建物を増築するときは、原則として建築確認申請が必要です。防火地域・準防火地域の外で、増築する床面積が10㎡以下の場合は申請が不要とされていますが、防火地域・準防火地域では10㎡以下でも申請が必要です(自治体の案内でも同様に説明されています)。
名古屋市内は、地域によって防火地域・準防火地域に指定されている場所があります。ガーデンルームやサンルームを計画するときは、敷地がどの地域にあたるか、申請が必要かどうかを業者や市の窓口に確認しましょう。
建ぺい率とは、敷地の面積に対して建物を建てられる面積の割合のことです。屋根と柱のあるテラスや、囲いのあるサンルームは、建築面積に含まれることが一般的とされています。もともと建ぺい率の上限に近い住宅では、希望の大きさで設置できない場合があるため、現地調査のときに確認してもらいましょう。
固定資産税がかかる「家屋」かどうかは、一般的に次の3つで判断されます。
屋根と柱だけのテラス屋根は対象になりにくい一方、基礎の上に建てて囲ったサンルームなどは課税の対象になる場合があります。テラス囲いやガーデンルームは、つくりによって判断が分かれることもあり、最終的にはお住まいの市町村が判断します。気になる場合は設置前に市町村の固定資産税の窓口に確認しておくと安心です。
テラス屋根やガーデンルームは、庭全体の使い方とあわせて考えると満足度が高くなります。計画の進め方のポイントを紹介します。

「洗濯物を何人分干すか」「テーブルと椅子を置くか」「子どもやペットの遊び場にするか」など、使い道によって必要な広さや囲い方が変わります。物干し竿の長さや家具の大きさを測っておくと、サイズを決めやすくなります。
テラス屋根の下をウッドデッキやタイルデッキにすると、窓から段差なく出入りでき、雨の日も足元が汚れにくくなります。道路やお隣からの視線が気になる場合は、目隠しフェンスやパネルを組み合わせると、くつろげる空間になります。デッキの施工についてはウッドデッキ・タイルテラスのページでも紹介しています。
外壁の状態、窓の高さ、地面の高低差、雨水の流れなどは、現地を見ないと判断できません。見積もりを依頼するときは、現地調査をしたうえで提案してくれる業者を選びましょう。名古屋エクステリアでは、営業ではなくプランナー(現場監督)が直接お伺いしてご要望をうかがい、ご成約前に平面図とカラーパースで完成予想図をお作りしています。窓まわりの見え方や庭とのつながりを、工事の前に確認していただけます。
多くの住宅で後付けできます。壁付けタイプは外壁に固定するため、外壁の状態や下地の位置を確認したうえで設置します。外壁に固定できない場合は、柱だけで自立する独立タイプを選ぶ方法もあります。
テラス屋根の設置は1〜3日程度が目安です。土間コンクリートを一緒につくる場合や、基礎の必要なサンルーム、ガーデンルームは、さらに日数がかかります。
テラス屋根は窓の前に付ける住宅用の屋根で、外壁に固定するタイプが一般的です。カーポートは車をとめるための屋根で、柱で自立します。屋根材や強さの考え方は似ていますが、必要な大きさや高さが違うため、用途に合った商品を選びましょう。
台風や強風、大雪などの自然災害で壊れた場合は、加入している火災保険の補償の対象になることがあります。経年劣化による傷みは対象外で、補償の内容は契約によって異なるため、保険会社に確認しましょう。
庭とつながるくつろぎの空間がほしいならガーデンルーム、雨風をしっかり防いで部屋のように使いたいならサンルームが向いています。洗濯物干しが一番の目的なら、費用を抑えやすいテラス屋根やテラス囲いも選択肢になります。
テラス屋根は窓の前を雨や日差しから守る屋根で、費用は10万〜50万円程度が目安です。ガーデンルームは庭にもう一部屋をつくる商品で、80万〜200万円程度が目安になります。その間にテラス囲いやサンルームがあり、囲い方や基礎の有無で使い心地も費用も変わります。
後付けするときは、部屋の明るさや雨音、夏の暑さ、外壁への取り付けと雨水の流れを確認しましょう。囲いのあるタイプは、建築確認申請や建ぺい率、固定資産税にも関わることがあるため、計画の段階で業者や自治体に確認しておくと安心です。
名古屋エクステリアは、名古屋市を中心に愛知県全域でガーデンルーム・テラス屋根の設置を手がける外構工事・エクステリアの専門店です。プランナーが直接ご要望をうかがい、デッキや目隠しも含めたお庭全体のプランをご提案します。現地調査からお見積りまで無料で、完成後は3年間の瑕疵担保期間も設けていますので、お気軽にご相談ください。
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